02 パニック障害」カテゴリーアーカイブ

パニック障害の回復アプローチ

パニック障害の方は「この病気は治るのか?」ということを常に心配されていることかと思います。しかし、パニック障害は寛解(≒完治)が望める病気ですので、その心配はあまりする必要はありません。

パニック障害を治すには、患者側に「相当な知識」が必要になります。なぜかと言いますと、パニック障害は、薬の「漫然投与」では治らないからです。

「漫然投与」とは、考えなしに薬を飲むことをいいます。

パニック障害の治療では「抗うつ薬」が主に使われますが、この「抗うつ薬」は使い方がとても難しく、漫然投与では効果をあまり発揮してくれません。

「私は病院に行っているから大丈夫」と考えている人は多いのですが、その考えは危険です。パニック障害の治療では、「医師に病状を伝えて、あとは医師の判断次第」という戦法が上手く行きません

パニック障害は、今現在も謎の病気で、なおかつ「慢性疾患」と考えられています。「慢性」とは「長期にわたってなかなか治らないような病気の性質」のことを言います。つまり、パニック障害は「医師が努力しても、速やかに治すことができない病気」ということです。このことは、「パニック障害歴が10年以上」という患者さんが多いことからもわかります。仮にパニック障害が慢性疾患でないとすれば、パニック障害で入院した患者さんは、速やかに治るはずです。

慢性疾患の場合、「医師の努力」よりも「患者の努力」が重要になってきます。パニック障害も例外ではなく、大きな回復を手に入れるためには「患者側の努力」が必須になります。イメージ的には、医師の努力が「1」に対して患者の努力が「9」くらいの割合で必要になるかと思います。この数字は私が無理やり出したものですが、患者の努力が無ければパニック障害はほとんど回復しませんので、大きく外れているわけではありません。

ここで、「どういった努力をすればいいのか?」ということが問題になりますが、まずは書籍から「情報を集めること」が第一歩になります。